ゆうとの日記

学生生活終了間際の学生が日々のアウトプットをするための日記です。アクチュアリーだったり、映画だったり、数学だったり、いろいろなことについて雑多にアウトプットしていこうと思います。

のほほんとした1日〜赤ワインとオーケストラと〜(20.2.16)

 

みなさんこんばんは。ゆうとです。

いやあ、日曜日ですね。毎週この日が楽しみな方も多いのではないでしょうか。日曜日。

僕は日曜日が大好きです。なぜなら、1週間の1番最後の日がお休みって、別に暇じゃなくても気持ちだけでもすごく清々しくなれるからです。自分は今日は暇でしたけど。笑

 

まず、午前中にアクチュアリー試験の勉強を2時間ほどやりました。年金数理の問題がTwitterに上がっていたのでそれをやったり、数理統計の問題集を進めたりしました。昨日できなかった問題の復習をしたり、スターリングの公式を使う練習をしたり。短い時間とはいえ、コツコツと進められて良かったと思います。

お昼にシチュー(レトルト)を食べて、引っ越しの準備を進めました。いらない服や紙などを捨て、着々と門出に向かってる感じがなんとも寂しいです。

 

夕方になって、友達の家に代数の本を預けに行き、45分ほど会話を楽しみました。学者への道を目標に進む彼は大きな刺激になります。自分も仕事に必要な数学のうち、特に理論的な部分はフォローしていきたいと彼を見てそう感じました。活躍するフィールドは違えど、使う数学は違えど、お互い頑張れたらいいなと、そう感じました。

夕方に家庭教師に行き、髪を切り、新宿のマクドナルドで軽く夕食をとりました。シャカシャカチキン美味えとなった夜ご飯でした。

 

夜は早めにお風呂に入り、シラーズの赤ワインを片手にNHKクラシック音楽館という番組を見ていました。シラーズのワインは手軽なテーブルワインとして楽しめますね。口に入れてしばらくしてからくる酸味がいい感じでした。

 

今日のクラシック音楽館の曲目は、

・ステンハンマル作

ピアノ協奏曲第二 ニ短調 作品23

指揮はヘルベルト・ブロムシュテット

ピアノはマルティン・ステュルフェルト

 

ブラームス

交響曲第3番 ヘ長調 作品90

指揮は同じくブロムシュテットでした。

 

軽く書いた感想を書きますが、この感想は完全に素人のものであることに注意してください。小中学校時代に吹奏楽をやっていたくらいしか音楽の経験がない素人がこれらの曲を特に前情報無しに聴いたときの感想でありますので、プロの演奏家の解釈とは違うだろうことを念頭に置いて以下の文章はお読みください。

 

まず、ステンハンマルの曲について。

第1楽章から第4楽章まであるのですが、おそらく第3楽章まではピアノとオーケストラの調が違っていたように思います。それら2者の違いがとても面白かったです。

第一楽章ではオーケストラとピアノは短かったらたまに長い掛け合いをして進んで行きます。楽調がちがうし、オーケストラ対ピアノという多対一ということで、二つが言い争いでもしているような印象を受けました。

ソリストのステュルフェルトは、クライマックスのところ、非常に繊細にひく部分構わず鋭い目力とその演奏の表現力がすごい演奏家だったように印象を受けました。彼の目力に対して、オーケストラの演者の目力が弱く感じられ、そう言った部分からも二者の争いに対し孤軍奮闘するピアノという構図が非常に素晴らしく映えていたと思いました。

ただ、第4楽章でピアノとオーケストラが途端に調和するようになっていて、その違いに聞き惚れました。多分両者の調が揃ったのが大きな理由なのかもしれませんが、対立を軸に印象付けて聴いてきた自分には和解の印象も見つけられてとても素敵だったなと思いました。

全部の楽章が終わった後に見せるステュルフェルトの笑顔がとても素敵です。演奏中の険しい表情、目力は何処へやら、とても爽やかな笑顔を大きな拍手の中見せていたのはギャップ萌えですね。

 

ブラームス交響曲第3番はどの楽章もピアニシモで終わっていた点がすごく印象に残っています。途中たくさんの盛り上がりがあったのに。

第一楽章ではバイオリンの高らかな、豊かな主張がとても素晴らしかったです。また、中盤に差し掛かったあたりで低音が活躍して演奏を主導しているような箇所も見受けられて、過去にチューバを演奏していた自分としては少し嬉しかったですね笑。

第2楽章に入ると、一転、クラリネットの穏やかなメロディーに始まると、終始静かな穏やかな流れに変わります。こんなにたくさんの人がいるのにその音量でコントロールできるの!?ってくらい静かな音の運びが続いていました。だからこそ途中のオーボエとホルンの主旋律が素晴らしく映えたのだなと感じました。

第3楽章に入ると、寂しいメロディが続く印象に変わります。段々と秋の実りもその隆盛を終え、冬の寂しげな雰囲気が到来しているようでした。また、視覚面での印象もここに書いておくことにすると、オーケストラのバイオリン奏者、弓の動きがまじで全員ビシッと揃ってるんやなと思いました。一人違わず引くところ押すところ揃ってるんです。これはすげえなと思いました。1人でもそれが揃わないと変なところで音が切れたり、違和感を感じてしまうんでしょうかね。プロすげえって思いながら聴いていました。また、演奏をしっかり観ることによって、単に聴くだけでは拾えないような音も聴ける気がします。例えばチェロとかがピッチカートをしてると、その音がしっかり聴こえて来たり、バイオリンやオーボエの奏者が気持ちを込めてるなと思う表情を見たりすると、本当に音に膨らみが増す感じがします。

聴くだけじゃなく、しっかり観ることも音楽鑑賞の一部なんだなと少し思いました。

 

日曜の夜に少しお酒を交えながらすごく文化的な2時間を過ごせた気がします。クラシック音楽、やっぱこうして定期的に聴いていきたいですね。いい休日を過ごせて僕もとても満足です。明日からも頑張れそう。

 

それではかなり長くなりましたが、今回のブログはここで終わろうと思います。最後までお読み下さりありがとうございました。